ヨガとは?簡単に言うと

ヨガとは

こんにちは。葉月(@x017S7QNBF2eVHS)です。

ヨガとは、単なる運動や健康法ではありません。体を動かしてポーズ(アーサナ)をとったりすることは、ヨガのごく一部分にすぎないのです。ヨガは元々「悟り(サマーディ)へ至る行法」として進化・発展してきました。

ヨガの語源

ヨガとは、サンスクリット語の「Yuj(ユッジュ)」に由来し、その意味は「結ぶ」「縛る」「つなぐ」「統一」などです。

また「Yuj(ユッジュ)」は「軛(くびき)をつける」という意味を持ちます。軛とは、牛や馬を荷台につけるときに後ろにかける横木のことを指します。

ヨガは「馬と馬車をつなぐ軛(くびき)」のようなもの

「ヴェーダ聖典」の中の「カタ・ウパニシャッド」文献の中で、馬車の操縦に例えて「ヨガとは何か」を説明しています。

 

「真我(アートマン)を車主、肉体を車体、理性を御者、意志を手綱と心得よ。賢者たちはもろもろの感覚器官を馬と呼び、感覚の対象を道と呼んでいる」

 

車の持ち主…真我(アートマン)
車体…肉体
牛や馬…もろもろの感覚器官
御者…人間の理性
手綱…意志
道…感覚の対象

つまり、簡単に言うとですね、「意志と理性で、肉体や思考を含む感覚器官を、しっかりとバランス感覚を保ちながらコントロールしていくことがヨガ」だと書かれているんですね。紀元前300~350年頃のことです。

まだまだ難しいですよね。

ヨガの最終目標は悟り(サマーディ)

サマーディとは悟り、三昧(さんまい)とも言い、「一体化、自己実現」または「無我の境地」を指します。ヨガの最終目標は「本来の自分(真我)に戻ること」「本来の自分(真我)と一体化すること」です。

ヨーガスートラの解説書である「インテグラル・ヨーガ」では、本来の自分とは「見る者(意識)」であると述べています。しかし、私達の心は常に、妄想や判断することで忙しく、本当の自分をありのままに見ることが困難です。

鏡に例えると、鏡が歪んでいたり、割れていると、正確な自分の顔が見えないのと同じで、心も思考や感情で波打っていると、本当の自分が正しく見えないのです。心が静寂な時に、本当の自分が見えます。本来の自分は不変で平安に満ちています。

「本来の自分(真我)と一体化する」とは具体的にどういうことかというと、思考や感情を抑制し、心が静寂で穏やかな状態を「感じる」ことをいいます。本当の自分は目には見えません。それは心で感じるものです。

ヨガは哲学の一派

インドには大きく6つの哲学があり、それぞれ「サーンキヤ学派」「ヨーガ学派」「ヴェーダーンタ学派」「ミーマンサー学派」「ニヤーヤ学派」「ヴァイシェーシカ学派」です。

その中の「サーンキヤ学派」は、ヨガの理論部分を説き、「ヨーガ学派」はヨガの実践部分を説いています。

ヨーガスートラについて

紀元前5~3世紀に、パタンジャリによって編纂されたと言われているヨガの教典です。全部で195の短い詩から成り立ち、全部で4部構成となっています。ヨガとは何か?、ヨガの実践方法について、悟りを開くとどうなるか?などが書かれているヨガの手引書です。

第1章 サマーディ・パーダ
ヨガのゴール(サマーディ)について書かれている章です。51個のスートラで構成されています。ヨガの概要や定義、目的について書かれています。サマーディとは(悟り。悩みのない状態。)のことです。

第2章 サーダナ・パーダ
ヨガの実践方法について書かれている章です。55個のスートラで構成されています。日常生活の過ごし方が書かれている「ヨガの8支則」がお収められているのもここ。

第3章 ヴィブーティ・パーダ
主に瞑想について書かれている章です。55個のスートラで構成されています。瞑想を続けることにより、潜在的な能力の開花についても書かれています。

第4章 カイヴァルヤ・パーダ
悟りに達した人の物の見方や考え方について書かれています。34個のスートラで構成されています。

ヨガの8支則(アシュタンガ)

ヨガ・スートラの経典の8つの教えを簡単に言うと

1.ヤマ…してはいけない5つのこと(道徳心)
暴力をふるわない、正直であること、盗まない、禁欲、執着しない

2.ニヤマ…勤めて行う5つのこと
心身を清潔に保つ、満足・感謝、忍耐、学習、信仰(ゆだねること)

3.アーサナ…ヨガのポーズ(座法)

4.プラーナヤーマ…呼吸法

5.プラティヤーハーラ…感情や欲望をコントロールする自律訓練

6.ダーラナー…精神統一、集中

7.ディヤーナ…瞑想

8.サマーディ…深い悟りの境地

この8つは、段階的に行うのではなく、8つすべてが同時にバランスよく行われ、統一されることで、ヨガの目指す悟りの境地(ヨガ・スートラの中では「カイヴァリヤ・パダ」の状態)へと至るとされています。

 

 

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